QBSH2020
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―⎫⎬⎭ 1 ⎫⎬――●何が問われているのか,何を意識して学習すればよいのかを示します.●選択肢の○×の根拠を簡潔にわかりやすく示しています.●付録の赤色チェックシートで重要語句,選択肢の○×と正解を隠すことができます.□□□解 説解 説1章 人体の構造と機能及び疾病解法の要点解法の要点基本事項基本事項 標準的な身体の成長と発達に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい.1 生後2か月までに,首がすわる.2 生後3か月までに,座位保持ができる.3 生後6か月までに,乳歯が生えそろう.4 生後6か月までに,大泉門は閉鎖する.5 生後18か月までに,一人で歩くことができる. 乳幼児期の成長と発達に関する基本的な問題である.このような問題の傾向としては,誤答の選択肢は「時期が早すぎる」となっていることが多い.成長・発達の遅れをスクリーニングするための知識を問うているためであり,迷った場合は「○○までに□□できなければ異常かもしれない」と置き換えて考えるとよい.(RB p. 8~)1× 首が座るのは4ヵ月頃であり,4ヵ月健康診査でのチェック項目である.2× 座位保持ができるようになるのは,6~7ヵ月頃である.3× 乳歯は6ヵ月頃から生え始め,2歳半~3歳半頃に生えそろう.4× 大泉門(前頭骨と頭頂骨の間)が閉鎖するのは1歳半~2歳前後である.なお,小泉門(後頭骨と頭頂骨の間)は生後6ヵ月頃に閉鎖する.5○ 1人歩きは1歳前後でできるようになりはじめる.選択肢の生後18ヵ月という記載は1歳6ヵ月健康診査を意識したものであると思われる. 【正答率】53.4%【選択率】1:13.1% 2:1.6% 3:3.3% 4:28.6% 5:53.4%■乳幼児の発達過程運  動1ヵ月意味のない声(クーイング)を発する2ヵ月3ヵ月 物の動きを追う (追視)⎭首が完全にすわる大人が支えれば座ること(支座位)ができる寝返り手を出して物をつかむ手から手に物を持ちかえるお座り4ヵ月5ヵ月6ヵ月意味のない音節(喃語)を発する1章 人体の構造と機能及び疾病正答率・選択率正答率と各選択肢の選択率を掲載しています.1章正 解 5言 葉情緒・社会生 活相手の顔を見つめる(注視)音に反応あやすと笑う離乳食開始鏡に映った自分の顔に反応する●今後判明する正誤情報は弊社HPに掲載してお知らせします.● 本書は2019年3月末日までに把握した情報をもとに構成しております.本書の発行後にも法律や制度の改正や変更が行われる場合があるため,あらかじめご了承ください.解法の要点解法の要点●出題者の視点に立ち,どのような意図で出題されているかを示します.解 説解 説基本事項基本事項補足事項補足事項ii(RB p. 8~)は,参考書『社会福祉士国家試験のためのレビューブック2020(RB)』の参照ページを表します.(問題番号) 第30回問題1を表します. 問題を解く上での最重要ポイントです.試験直前の確認にも使えます.また,他の問題を解く際にも応用が効きます. 問題に関連した覚えておくとよい補足的な事項です.30-1本書の使い方30-1

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