QB社福2023-2024
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Aタイプ(回避型)Cタイプ(葛藤型・アンビバレント型)Dタイプ(無秩序・無方向型)3○ 気質とは,それぞれの子どもが生まれつきもっている情緒や行動上の特徴のことで正 解 3【正答率】87.6%【選択率】1:1.6% 2:7.3% 3:87.6% 4:0.8% 5:2.8%母親の特徴愛着    (RB p. 89)                  (RB p. 89) ストレンジ・シチュエーション法のタイプを見いだすことは難しい.なく,子ども自身の気質もある.性に関する心の中のモデルであり,青年期や成人期の対人関係にも影響する.あり,愛着のタイプには,養育者の養育態度と子どもの気質の両方が影響する.であり,その対象は母親に限定されるわけではない. 子どもの反応である.子どもに対して否定的で,子どもの行動を統制しようとする.また,子どもに微笑む,身体接触するなどが少ない.子どもの欲求や状態の変化などに敏感で,子どもの働きかけに対して一貫して望ましい反応をする.また,子どもとの遊びや身体接触を楽しむ.子どもの行動や感情を適切に調整できず,子どもに対する反応が,母親の気分によるものであり,一貫していない.精神的に非常に不安定であり,子どもに対して突然,声を荒げたり,逆に穏やかになったりする.虐待などの不適切な養育を行うこともある. 愛着理論に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい.1 乳幼児期の愛着の形成により獲得される内的ワーキングモデルが,後の対人関係2 ストレンジ・シチュエーション法では,虐待など不適切な養育と関係のある愛着3 愛着のタイプに影響を及ぼす要因には,養育者の子どもに対する養育態度だけで4 子どもの後追い行動は,愛着の形成を妨げる要因になる.5 乳幼児期の子どもの愛着対象は,母親に限定されている. 内的ワーキングモデル,ストレンジ・シチュエーション法,愛着タイプなど,独特の用語が多いが,愛着理論は,虐待や親子関係などの問題とも深く関わるので,それぞれの意味や内容をしっかりと理解したい.1× 内的ワーキングモデルとは,乳幼児期の愛着関係により形成された,他者との関係2× ストレンジ・シチュエーション法では,乳幼児の愛着タイプをA〜Dタイプに整理して捉えるが,このうちDタイプ(無秩序・無方向型)は,虐待など不適切な養育と関係があることが見出されている.4× 子どもの後追い行動は,愛着の存在を示す愛着行動の一つである.5× 愛着とは,乳幼児が示す養育者など特定の対象に対する強い情緒的結びつきのこと■ストレンジ・シチュエーション法による愛着の質母子分離時に泣くなどの混乱がほとんどなく,母親との再会時も母親に近づかず無関心で,母親が安全基地となっていない.母子分離時に泣くなどの混乱が多少はあるが,母親との再会時には母親に積極的に近づき,混乱はすぐに収まり,母親が安全基地となっている.母子分離時に激しく泣くなどの大きな混乱があり,母親との再会時には母親に積極的に近づくが,同時に怒りや,攻撃性を示す.母親に接近しながら顔をそむけるなどの矛盾した行動が同時にみられる.また,突然すくむなど,予測不可能な行動が目立つ.むしろ見知らぬ女性に親しい態度をとることもある.Bタイプ(安定型)まれパターンに影響することは稀解法の要点解法の要点解 説解 説基本事項基本事項44愛着

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