QB社福2023
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111解法の要点解法の要点解 説解 説齢基礎年金の分割を受けることができる.年金額の増額がある.給される.の保険料納付が必要である(『国民年金法』第27条).(RB p. 309) 年金保険に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい.1 離婚した場合,当事者の合意又は裁判所の決定があれば,婚姻期間についての老2 老齢基礎年金は,25年間保険料を納付して満額の支給が受けられる.3 老齢基礎年金は,65歳以降78歳まで支給開始を遅らせることができ,この場合,4 障害基礎年金は,障害認定日に1級,2級又は3級の障害の状態にあるときに支5 国民年金の第一号被保険者を対象とする独自の給付として,付加年金がある. 年金保険,特に国民年金保険の基本的な知識を問う問題である.各給付の概要を厚生年金と比較しながら確認しておこう.1× 離婚時の年金分割の制度は国民年金にはなく,厚生年金だけである(『厚生年金保険法』第あん3章の2).厚生年金においては,離婚時に当事者間の合意や裁判手続によって按割合を定めた場合,当事者の一方からの請求により,婚姻期間中の厚生年金記録を分割することができる.(RB p. 316)2× 老齢基礎年金の満額支給には,原則として20歳から60歳までの40年間(480ヵ月)3× 老齢基礎年金は,2022(令4)年4月から,65歳以降75歳まで支給開始を遅らせることが可能となった.この場合,年金額は1ヵ月繰下げるごとに0.7%増額される(第28条, 「同法施行令」第4条の5).なお,厚生年金にも同様な繰下げの規定がある(『厚生年金保険法』第44条の3, 「同法施行令」第3条の5の2).(RB p. 308)4× 障害基礎年金は,障害認定日に1級,2級の障害の状態にあるときに支給される(『国民年金法』第30条).なお,障害等級1〜3級の障害の状態にあるときに支給されるのは,障害厚生年金である(『厚生年金保険法』第47条).(RB p. 310)5○ 国民年金の第1号被保険者と65歳未満の任意加入被保険者を対象とする独自の給付として,付加年金があり,月額400円の付加保険料を納付すると,年額で200円×付加保険料納付月数の金額が老齢基礎年金に加算して支給される.ただし,国民年金基金の加入員は納付することができない(『国民年金法』第43, 44条, 第87条の2第1項). (RB p. 312) 【正答率】33.6%【選択率】1:23.9% 2:6.8% 3:31.1% 4:4.7% 5:33.6%ぶん分年金保険正 解 5

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