QB社福2026立ち読み
23/26

第37回 共通科目 解答解説  1○ 地域生活定着支援センターは,特別調整の協力機関としての役割を担っているため,2× 養護老人ホームは,原則として65歳以上の高齢者で,環境上や経済的な理由によ3× 更生保護施設は,矯正施設を出所・出院した人や保護観察中の人のうち,身寄りが4× 障害者支援施設は,障害者に対して施設入所支援を行うとともに,その他の障害福5× 福祉事務所とは,福祉6法(『生活保護法』,『児童福祉法』,『母子父子寡婦福祉法』,【正答率】50.0%【選択率】1:50.0% 2:8.2% 3:32.3% 4:0.1% 5:9.4%37-71 ソーシャルワークのアプローチに関する基本的問題である.各アプローチの特徴を覚えておくことで,比較的容易に正解に到達することができる.実践モデルやアプローチに関しては,これまでにも出題されているため,過去問(36-99, 36-100 等)をとおして知識を吸収しておこう.1× これは,機能的アプローチである.機能的アプローチは,意志心理学の影響を受け,2○ 問題解決アプローチでは,クライエントの動機づけ(Motivation),能力(Capacity),3× これは,危機介入アプローチである.危機介入アプローチは,危機的な状況に陥っ4× 個人を取り巻く環境に働きかけることは,ソーシャルワークに共通する考え方では5× 混同しやすい設問となっているが,これは,問題解決アプローチの影響を受けた課【正答率】35.3%【選択率】1:5.7% 2:35.3% 3:5.1% 4:9.3% 5:44.7%正しい.地域生活定着支援センターとは,高齢または障害のある矯正施設退所者が,自立した生活を送ることが難しい場合に,保護観察所と連携し,退所後すぐに福祉サービスを利用できるよう支援する機関である.り居宅での養護を受けることが困難な人を対象とした施設であるが,入所は市町村の措置によって決定される(『老人福祉法』第11条, 第20条の4).Aさんが将来的に入所する可能性はあるものの,現時点では特別調整の協力機関として適切とはいえない.なく帰住先のない人に対し,一定期間,宿泊や食事を提供する民間施設である.就労支援など自立に向けた指導や援助も担っている.Aさんも今後,一時的に入所する可能性はあるが,現時点では特別調整の協力機関として適切とはいえない.祉サービスを提供する施設である(『障害者総合支援法』第5条第11項).事例にはAさんが障害者であるという情報はないため,今後の入所検討先として不適切である.『老人福祉法』,『身体障害者福祉法』及び『知的障害者福祉法』)に定める援護,育成又は更生の措置に関する事務を司る行政機関である(『社会福祉法』第14条).Aさんは経済的に困窮しており,今後,生活保護の申請などについて相談・連携を行う可能性はあるが,特別調整の協力機関として,現時点では適切とはいえない. 所属する機関の機能を活用することにより,問題解決を図ろうとするアプローチである.機会(Opportunities)をアセスメントすることを重視している.た利用者等に対して,できるだけ短期集中的に働きかけるアプローチである.あるが,特にこれを強調するのは生活モデルである.題中心アプローチである.クライエントが意識し,望む問題を扱うことは同じであるが,課題中心アプローチでは,目標(Target problem)と期限をあらかじめ設定して,短期に解決を目指すところに特徴がある. 667第37回 共通科目 解答解説正 解 1正 解 2解 説解 説解法の要点解法の要点解 説解 説

元のページ  ../index.html#23

このブックを見る