認知的評価コーピング認知的評価/コーピング (RB p.94)1回目2回目3回目35-12必必 解法の要点解法の要点レビューブックレビューブック解 説解 説基本事項基本事項44 2026【正答率】93.4%【選択率】1:1.2% 2:93.4% 3:1.7% 4:2.9% 5:0.9% 次の記述のうち,問題焦点型ストレス対処法(コーピング)の事例として,最も適切なものを1つ選びなさい.1 介護ストレスを解消してもらおうと,介護者に気晴らしを勧めた.2 困難事例に対応できなかったので,専門書を読んで解決方法を勉強した.3 仕事がうまくはかどらなかったので,週末は映画を観てリラックスした.4 育児に悩む母親が,友人に話を聞いてもらえて気分がすっきりしたと話した.15 21問5 面接がうまくいかなかったので,職場の同僚に相談し,ねぎらってもらった. ラザルス, R. S. とフォルクマン, S. は,ストレスへのコーピング(対処法)を問題焦点型コーピングと情動焦点型コーピングの2つに大きく分けて分類した.それぞれのコーピングの具体的な例をあげて説明できるようにしておきたい.1× 情動焦点型コーピングは,情動的な苦痛を低減させるための対処法である.この事例は,気晴らしをして介護ストレスを解消しようとしているため,情動焦点型コーピングに含まれる.2○ 問題焦点型コーピングは,ストレス反応を引き起こしている原因となるストレッサーへ直接的に働きかけて,問題を解決しようとする対処法である.問題の所在を明らかにする,情報収集を行う,解決策を考案するなどがある.3× 情動焦点型コーピングである.情動焦点型コーピングでは,ストレス反応を引き起4× こしている原因となるストレッサーを回避する,気分転換をする,感情表出として5× 悩みや不安などを他者に話すなどにより,情動を改善させるものである.▼心理社会的ストレスモデル(ラザルス, R. とフォルクマン, S. )主なストレッサー1次的評価ストレッサーが自分にとってどのようなものか(重要か,有害・脅威か)を評価する.2次的評価ストレッサーに対する自分の対処可能性を評価する.ストレス反応問題焦点型コーピングストレッサーへの直接的な対処を行う.➡例)食事介助がうまくいかず落ち込んだが,先輩職員に具体 的な方法を教えてもらった.ストレッサーにより引き起こされる情動への対処を行う.➡例)試験の結果が悪かったので,気晴らしのため休日に友人 と遊びに行った.情動焦点型コーピング前付ii対処正 解 2重要で有害で対処困難対処 本書の使い方
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