RBSH2020-1
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**v1章*失行:運動機能に問題がないにも関わらず,意識した行為を正しくできないこと.*失認:対象の存在を知覚することはできるが,ある特定の感覚に関してはその対象が何であるかを認識できない症状25-6-3い.20-74-Aい.20-74-Dる.20-74-C 23-3-5をいう.20-74-B痺であり,誤嚥による肺炎(p.42参照)の原因となる.25-6-2い.1章 人体の構造と機能及び疾病11『RB』で知識をたくわえます.辞書のように使うことも可能です.『QB』で問題を解き実践力を身につけます.失語観念失行半側空間失認□① 失語にはブローカー失語とウェルニッケ失語がある.➡ブローカー失語は,運動言語中枢に障害があり,音を上手に表出できな➡ウェルニッケ失語は,感覚言語中枢に障害があり,言語の理解がうまくできな□② 大脳(p.32参照)の言語中枢は利き手によらず,左大脳半球にあることが多□① 観念失行とは個々の動作はできるが,それが一連の流れとして目的にかなった行動ができないことをいう.➡例)お茶を入れる際に,お茶葉を入れるより先に急須にお湯を入れてしまう.□② 観念失行は右脳の頭頂葉の病変で出現す□① 半側空間失認は,脳の一方が障害されることで,反対側の身体側の空間への認知が低下し,身体や空間を見落としがちになること□① 運動麻痺とは,運動中枢から筋肉に至る運動神経の経路のどこかに障害が生じ,随意的な筋収縮が行えなくなったことをいう.□② 球麻痺は,延髄の嚥下中枢の麻□② 脳は,大きく大脳,間脳,小脳,脳幹からなり,各部位の機能は次の通りである.▼各部位の機能・左右の大脳半球からなり,大脳半球は前頭葉,頭頂葉,側頭葉,後頭葉から・大脳皮質には,運動野,感覚野(視覚野,聴覚野など),言語野,連合野等のなる.機能局在がある.大 脳・大脳皮質から脊髄に向かって下行する神経経路のうち,脊髄錐体を通過する経路を錐体路,それ以外の経路を錐体外路という. ➡錐体路は延髄で左右交叉する.21-71-5・大脳辺縁系は,本能や情動に関わる. ➡大脳辺縁系には記憶中枢である海馬がある.21-71-4球麻痺・主要部分は,視床と視床下部である.・視床は,姿勢や運動の制御を行う.・視床下部は,本能行動を起こしたり,体温,体液バランス等を調節する. ➡視床下部の下に位置する下垂体は,前葉,中葉,後葉からなる.間 脳小 脳四肢の運動の調節や運動の協調をつかさどる.・上部から,中脳,橋,延髄の順に並んでいる.22-3-3・中脳は,対光反射や,眼球運動等を制御する反射の中枢である.・延髄は,呼吸や血圧を調節する反射,嚥下・嘔吐等を調整する反射の中枢で脳 幹ある.□③ 脊髄は脊椎の中を通っている円柱状の神経の束で,延髄よりはじまり,腰部のあたりまで続く.□④ 自律神経は,交感神経と副交感神経という拮抗する2つの神経系に分けられ,どちのこと.らかの作用が強くなることで,身体の機能を整えてい24-2-3る.➡交感神経は身体を活動的にする方向に作用し,副交感神経は身体を休める方向に作用する.の』BR『,はに』BQ『参照ページがついているため,関連事項をすぐに調べることができます.1章 人体の構造と機能及び疾病1章 本書には,姉妹本として『クエスチョン・バンク社会福祉士国家試験問題解説2020』(以下『QB』)があります.『QB』には本書の参照ページを掲載しておりますので,『QB』を解いた後に本書で知識を確実なものにすることができ,反復学習することで,より知識が定着していくことでしょう.チェック欄一度解いた問題,特に注意の問題をチェック!参照ページさらに詳しいページにとんで,知識を確実なものにします.赤字特に重要な語句.付録の赤シートで隠れます.●今後判明する正誤情報は弊社 HPに掲載していきます.*脚注難しい用語や,専門用語,法律・略語の正式名称などに脚注が付いているので,他の参考書で調べず本書で全て解決!『RB』×『QB』の反復学習で国試合格!!

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