..現する働きである.地の分離が必要である物理的刺激(網膜上)の変化にもかかわらず,その物の知覚された性質を同一に保とうとすること.例) 大きさの恒常性:遠ざかる車は目には小さく映るようになるが,小さくなったようには感じない.27-8-4 31-9-4 33-9-4 形の恒常性:コップの飲み口を斜め上から見ると目に映る形は楕円だが,丸く感じられる.29-10-3暗い場所から明るい場所へ出たときに,徐々に明るさに慣れてくること.明順応暗順応暗い場所に入ったときに,徐々に暗さに慣れて周りの物が見えるようになること.29-10-1目の錯覚のことで,対象(刺激)の大きさや形,色,明るさ等が対象の客観的性質と著しく食い違って見えること.31-9-1例) 月の錯視:中空にある月より地平線に近い月の方が大きく見える.錯 視知覚世界を意味づけ,まとまりのある世界へと能動的に作り上げること.29-10-5 33-9-1例) ルビンの杯:白い部分に注目したら杯,黒い部分に注目したら人の顔として,まとまった形に見える.71 ★□① 知覚とは,刺激を感覚器官において感受し,それを基に外界の様子を意識の上に表□② 網膜像から対象物の形を知覚するには,認識対象の形を背景から浮き立たせる図と□③ 図とは,形をもつものとして知覚される領域であり,主に閉じた領域,狭い領域,左右対称な領域,水平・垂直に広がるなどの特徴をもつ領域を指す.地とはその図の27-8-2 31-9-2背景となる部分を指す➡日本の国旗でいえば,赤丸部分が「図」であり,白い部分が「地」である.▼主な知覚の働き知覚の恒常性知覚の体制化27-8-233-9-429-10-1 33-9-229-10-2知覚
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