.➡生理機能の低下は,老化が進むほど個人差が大きくな最高最高血圧血圧最低最低圧血血圧26-1-4る.26-1-3る.26-1-2*除脂肪体重:体重から体脂肪量を差し引いた,筋肉や骨,内臓などの総量のこと.73 ★□① 老年症候群とは,高齢者に多いあるいは特有で,治療と同時に看護や介護を要する症状・所見の総称である.□② 老化は環境因子,遺伝因子の影響を受けており,特に環境因子に大きく左右され□③ 生理的老化は20〜30歳頃から徐々に生じ,不可逆的で全ての人に共通して起こる□④ 各器官全般にわたる回復力,予備力,防御力,適応力の低下をきたす.▼老化に伴う主な身体的変化・除脂肪体重*の減少 ・筋力の低下・平衡感覚の衰え ・老眼,視野狭窄,老人性(加齢性)白内障(p.54参照)・高音域から始まる聴覚低下,老人性難聴 28-5-3 29-2-3 30-4-2 34-1-3・皮膚感覚の鈍化 ・味覚の低下・短期記憶の低下 28-5-5・口渇感の低下による水分摂取量の減少,脱水傾向 32-2-2, 3➡脱水になると循環血液量が減少し,これを代償するために脈拍数は増加する.30-4-1・咀嚼・嚥下機能低下による誤嚥性肺炎(p.38参照) 34-1-4・消化機能低下による低栄養状態 ・便秘の傾向・レム睡眠の増加,ノンレム睡眠の減少 ・中途覚醒の増加に伴う睡眠の質の低下・動脈硬化による収縮期血圧(最高血圧)の上昇および拡張期血圧(最低血圧)の低下 (p.15参照) 29-2-2 33-1-5 34-1-2 ・心拍出量の減少・前立腺肥大(p.41参照)による排尿困難 ・膀胱容量の低下による頻尿傾向 34-1-5・造血能の低下・肺活量の低下による換気能力の低下 26-1-5 29-2-4 34-1-1・肺胞数の減少による肺の機能低下 26-1-5・腎臓の細胞硬化による腎機能低下 26-1-5 32-2-5・骨量減少による骨粗鬆症(p.41参照),骨折・関節軟骨の摩耗による変形性関節症(p.42参照).膝関節,股関節に好発 26-2-1高齢者に多い疾患老年症候群1章 人体の構造と機能及び疾病1章
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