RB社福2023
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...626-1-4る.32-129-2量や筋力が低下し,それに伴い身体機能が低下する状態をいう最高最高血圧血圧最低最低血血圧圧26-1-3る.26-1-254※左同名半盲の場合同名半盲(半分しか見えない)*除脂肪体重:体重から体脂肪量を差し引いた,筋肉や骨,内臓などの総量のこと.20232023□① 視覚障害は,完全に視覚を失っている盲と,完全には失っていないが生活に困難を生じる弱視とに分けられる.➡視力低下などの視力障害と,視野が狭まる視野狭窄などの視野障害に分けることもできる.▼視野障害の種類と症状(図中の黒の部分は見えない範囲)求心性視野狭窄中心暗点正 常(中心部しか見えない)(中心部が見えない)▼主な眼疾患・眼圧の異常な上昇により,視野狭窄や眼痛を生じる.・高眼圧によって視神経が圧迫されると視神経乳頭(p.20参照)に異常がみ緑内障られ,さらに進行すると視神経萎縮が起こる.・水晶体が混濁し,視力障害をきたす.・老人性白内障は,加齢により水晶体が混濁したもので,目のかすみや 羞しゅう明めい(まぶしさ),視力低下などが起こる.・光や色を感知する視細胞と網膜色素上皮細胞が変性し,視野が次第に狭くなり,末期には失明する.先天性素因があるとされており,指定難病(p.51参照)の一つである.白内障・小児期に夜盲で発症し,視野狭窄,視覚障害へと進行する.網膜色素変性症□① 老化は環境因子,遺伝因子の影響を受けており,特に環境因子に大きく左右され➡生理機能の低下は,老化が進むほど個人差が大きくな□② 生理的老化は20〜30歳頃から徐々に生じ,不可逆的で全ての人に共通して起こる□③ フレイル(虚弱)とは,健常な状態と要介護状態の中間の状態であり,生理的老化により,要介護状態などに陥りやすくなる状態を指す.身体的問題から認知機能障害28-5-2 32-129-4やうつなどによる精神・心理的問題,社会的問題までを含む概念である➡フレイルの要因の一つがサルコペニアである.サルコペニアとは,加齢によって筋〔身体的変化〕□① 各器官全般にわたる回復力,予備力,防御力,適応力の低下をきたす.▼老化に伴う主な身体的変化・除脂肪体重*の減少 25-2-1  ・筋力の低下・平衡感覚の衰え     ・老眼,視野狭窄,老人性(加齢性)白内障(p.54参照)・高音域から始まる聴覚低下,老人性難聴(p.55参照) 25-2-3 28-5-3 29-2-3 30-4-2 34-1-3・皮膚感覚の鈍化     ・味覚の低下・短期記憶の低下 28-5-5・口渇感の低下による水分摂取量の減少,脱水傾向 32-2-2, 3・咀嚼・嚥下機能低下による誤嚥性肺炎(p.38参照) 25-2-5 34-1-4・消化機能低下による低栄養状態 25-2-4・レム睡眠の増加,ノンレム睡眠の減少 ・中途覚醒の増加に伴う睡眠の質の低下・動脈硬化による収縮期血圧(最高血圧)の上昇および拡張期血圧(最低血圧)の低下 (p.15参照) 29-2-2 33-1-5    ・心拍出量の減少・前立腺肥大(p.41参照)による排尿困難 ・膀胱容量の低下に・造血能の低下            よる頻尿傾向 34-1-5・肺活量の低下による換気能力の低下 26-1-5 29-2-4 34-1-1・肺胞数の減少による肺の機能低下 26-1-5・腎臓の細胞硬化による腎臓の機能低下 26-1-5 32-2-5・骨量減少による骨粗鬆症(p.41参照),骨折・関節軟骨の摩耗による変形性関節症(p.42参照).膝関節,股関節に好発 26-2-16 障害の概要視覚障害と眼疾患視覚障害眼疾患老化

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