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CHECK05社会福祉士の活躍里親子が「あたりまえ」の世の中に福祉をやりたい人じゃなかったからこそ見える世界福祉に関心のあるあなたへ未来にひろがる つながる※ インタビュー当時(令和 6 年 12 月)の内容です。令和7 年 4 月 1 日付けで「フォスターホームサポートセンター ともがき」から、「里親支援センター ともがき」に変更。休日は子どもと遊んだり、料理をして気分転換しています。ロングインタビューはWEBサイトで公開中!社会福祉のお仕事とは、クライエントや地域の方と向き合い、一人ひとりの課題解決に尽力するのはもちろんですが、「人を通して社会と向き合う仕事である」とも私は思っています。なんだかうまくいかない、自分を大切だと思えないなど、生きづらさを感じる人たちにとって、世の中をウェルビーイングな環境にしていくことを目指すと、目の前のひとりだけでなく、もっと多くの一人ひとりに対しアプローチしていけることが魅力だと思います。そしてそれは翻って、自分たちや身の回りの人たちが過ごしやすい世の中を作ることになります。そのため、「まずは自分のためにちょっと世の中が良くなったらいいな」と、福祉専門職の入り口に立っていただけると嬉しく思います。令和 6 年の『児童福祉法』の改正を受けて、前述のようなフォスタリング業務を担う事業の創設に向け、チームで動いています。新たな児童福祉施設という枠組みのなかで、どんな支援を提供できるかの仕組みづくりに力を注いでいます。また仕組みづくりだけでなく、まだまだマイノリティである里親子が、世の中であたりまえの存在になることが大事だと思っているので、その実現に向けて広報にも力を入れています。福祉の仕事といえば、目の前の人を助けることを想像する人が多いと思いますし、目の前のひとりを大切にできるスキルはとても重要です。ただ自分の場合は福祉に携わることがゴールではなかったので、モチベーションは人だけではなく、「社会を変えたい」という思いでした。要支援者の苦しい状況や、福祉現場の職員が抱える葛藤や不満に対し、自分のためにも周りのためにも、福祉は価値のある仕事だと社会に働きかけていきたいと考えています。「里親支援センター」という第二種社会福祉

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