介護福祉士 国試Q&A

Q1.次の国家試験の試験日はいつ?

以下のような日程で,国家試験と合格発表が行われます.

◇第32回介護福祉士国家試験

試験期日 (筆記試験)2020(令2)年1月26日(日)
(実技試験)2020(令2)年3月1日(日)
試験地 (筆記試験)34都道府県 ※1
(実技試験)2都府 ※2
合格発表 2020(令2)年3月25日(水)

合格者の受験番号,合格基準点及び筆記試験正答が社会福祉振興・試験センターのホームページに掲載されます.
また同日,合格者への合格証書が投函されます.

ただし福祉系高等学校等卒業見込者については,3月31日(日)までに受験資格を満たしていることを条件として合格させることとなっています.そのため,受験資格を満たさなかった者の試験は無効となり,合格証書は交付されません.

※1 北海道,青森県,岩手県,宮城県,秋田県,福島県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,新潟県,石川県,岐阜県,静岡県,愛知県,京都府,大阪府,兵庫県,和歌山県,鳥取県,島根県,岡山県,広島県,香川県,愛媛県,高知県,福岡県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県
※2 東京都,大阪府

Q2.受験資格は?

以下のような場合,介護福祉士国家試験試験の受験資格があります.

(1)介護福祉士養成施設(2年以上)を平成29年4月以降に卒業(修了)した方 ※1

(2)介護福祉士養成施設(1年以上)を平成29年4月以降に卒業(修了)した方 ※1

(3)3年以上(従業期間3年以上,従事日数540日以上)介護等の業務に従事した方(※2) で,実務者研修を修了した方(注意3)

(4)3年以上(従業期間3年以上,従事日数540日以上)介護等の業務に従事した方(※2)で,介護職員基礎研修と喀痰吸引等研修(第1号研修または第2号研修)を修了した方(※3)

(5)福祉系高校を平成21年度以降に入学して,新カリキュラムを履修して卒業した方 ※1

(6)特例高校(高校:平成21~25,28~30年度・専攻科:平成21~25,28~31年度に入学)して,卒業した翌日後に9か月以上(従業期間9ヶ月以上,従事日数135日以上)介護等の業務に従事した方 ※2

(7)福祉系高校を平成20年度以前に入学して,旧カリキュラムを履修して卒業した方

(8)経済連携協定(EPA)であって,3年以上(従業期間3年以上,従事日数540日以上)介護等の業務に従事した方 ※2

※1 令和2年3月31日までに卒業する見込みの方を含みます.
※2 令和2年3月31日までに従事する見込みの方を含みます.
※3 令和元年12月31日までに修了する見込みの方を含みます.

Q3.国試までの流れは?

6月

財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページなどで試験の日程等の情報が公開されます.

受験手続きの詳細の取り寄せをします.

《問い合わせ先》
名称:財団法人社会福祉振興・試験センター
住所:〒150-0002東京都渋谷区渋谷1-5-6
電話:03(3486)7521
ホームページ:http://www.sssc.or.jp/

8月上旬~9月

郵送にて出願を行います.

12月下旬

受験票が発送されます.受験業には,受験番号,試験時間,試験会場,実技免除区分などが記載されています.

1月26日

筆記試験!

2月中旬

実技試験免除を受けていない場合,筆記試験の合格発表があります.郵送によって通知されます.

合格であれば,3月の実技試験を受験します.

3月1日

実技試験!

3月27日

試験の最終合格発表がなされます.

実技試験の免除を受けている場合も,ここで合格発表がされます.

Q4.試験の時間割や出題分野は?

試験は以下の時間割で行われます.

出題形式は,5つの選択肢の中から「正しい/適切なもの」等を1つ選ぶ問題です.

午前:10:00~11:50(110分)

科目:”領域:人間と社会” 人間の尊厳と自立:2問
人間関係とコミュニケーション:2問
社会の理解:12問
科目:”領域:介護” 介護の基本:10問
コミュニケーション技術:8問
生活支援技術:26問
介護過程:8問

午後:13:45~15:35(110分)

科目:”領域:こころとからだのしくみ” 発達と老化の理解:8問
認知症の理解:10問
障害の理解:10問
こころとからだのしくみ:12問
科目:”領域:医療的ケア” 医療的ケア:5問
科目:”総合問題” 総合問題:12問

合計:220分/125問

また,実技研修の課題は1題で,試験時間は5分です.

Q5.実技試験の免除って?

取得単位によっては,実技試験が免除となることがあります.
また,介護技術講習や実務者研修を受けることでも,実技試験が免除されます.

実技試験が免除となる場合

  • 新カリキュラム(平成21年度以降入学者)…学校教育法による高等学校または中等教育学校において,社会福祉士介護福祉士学校指定規則別表第5に定める教科目・単位数を修めて卒業した(卒業見込み含む)場合

介護技術講習または実務者研修を受けることによって,実技試験が免除となる場合

  • 介護等の現場で実務経験を【3年以上】有する
  • 旧カリキュラム(平成20年度以前入学者)…学校教育法による高等学校(専攻科及び別科を除く)において,改正前の社会福祉士及び介護福祉士法施行規則に定める教科目・単位数を修めて卒業した(卒業見込み含む)・大学へ「飛び入学」した場合
    または,学校教育法による高等学校の専攻科(修業年限2年以上)において,改正前の社会福祉士及び介護福祉士法施行規則に定める科目・単位数を修めて卒業した(卒業見込み含む)場合
  • 特例高校等の34単位福祉系高等学校を卒業していて,介護等の現場で実務経験を【9ヶ月位上かつ135日以上】有する…平成21年4月1日から平成26年3月31日までに学校教育法による高等学校又は中等教育学校であって文部科学大臣及び厚生労働大臣の指定したもの(特例高等学校等)に入学し,社会福祉士介護福祉士学校指定規則附則第2条2項に定める教科目・単位数を修めて卒業した後,9ヶ月以上の介護等の実務経験を有する場合

実務者研修を受けることによって,実技試験が免除となる場合

  • 介護等の現場で実務経験を【3年以上】有する

介護技術講習や実務者研修の受講が可能な場合,試験申込時に受講するかどうかを選択します.

  • 文部科学大臣及び厚生労働大臣の指定した学校または都道府県知事の指定した養成施設において,介護福祉士として必要な知識と技能を修めて卒業した方

Q6.過去の合格率は?

第31回(2018年度) 73.7%
第30回(2017年度) 70.8%
第29回(2016年度) 72.1%
第28回(2015年度) 57.9%
第27回(2014年度) 61.0%
第26回(2013年度) 64.6%
第25回(2012年度) 64.4%
第24回(2011年度) 63.9%
第23回(2010年度) 48.3%
第22回(2009年度) 50.2%
第21回(2008年度) 52.0%

第31回(2018年度)

受験者数:94,610人
合格者数:69,736人
合格率:73.7%

第30回(2017年度)

受験者数:92,654人
合格者数:65,574人
合格率:70.8%

第29回(2016年度)

受験者数:76,323人
合格者数:55,031人
合格率:72.1%

第28回(2015年度)

受験者数:152,573人
合格者数:88,300人
合格率:57.9%

第27回(2014年度)

受験者数:153,808人
合格者数:93,760人
合格率:61.0%

第26回(2013年度)

受験者数:154,390人
合格者数:99,689人
合格率:64.6%

第25回(2012年度)

受験者数:136,375人
合格者数:87,797人
合格率:64.4%

第24回(2011年度)

受験者数:137,961人
合格者数:88,190人
合格率:63.9%

第23回(2010年度)

受験者数:154.223人
合格者数:74.432人
合格率:48.3%

第22回(2009年度)

受験者数:153.811人
合格者数:77.251人
合格率:50.2%

第21回(2008年度)

受験者数:130.830人
合格者数:67.993人
合格率:52.0%