【第38回社福国試 徹底分析】
出題傾向をつかんで対策しよう!part3


新カリ適用後,改正等を含む問題が増えたんだ!過去問を繰り返し解くだけでは対策できないな….

1)法改正や新法を含む選択肢が増加傾向!


新出題基準の適用後,改正等を含む選択肢が大幅に増えました.第36回国試(旧出題基準)では19選択肢だったところ,第38回国試では約3倍の56選択肢に増えています.国試では「制度」の理解を問う選択肢が最も多いですが,このうちの約2割で改正等を含み,無視できないレベルにあるといえます.

これまでは,過去問を繰り返し解いていれば,制度の問題もなんとかなった受験生もいたと思うけど,
新しい改正情報は過去問では練習できないから,初めて見ると動揺しちゃうよね.

2)改正等の施行後すぐに出題されるように!


第36回国試(旧出題基準)と今回第38回国試で比べると(※)改正等を含む選択肢数が増えたことのほかに,施行後まもなく出題されている傾向もわかります.特に,直前の5年分くらいの改正等をおさえておく対策は有効といえるでしょう.

(※)令和以降(2019年以降)に施行された法改正や新法,ガイドライン等を含む選択肢数を集計.

直前の5年分くらいの法改正や新法は要注意だね.教科書だと毎年改訂されないこともあるけど,『RB』『QB』は教科書が追い付いていないような最新の法改正や新法などにも対応しているよ.

3)改正等がよく出る科目は?


第38回国試の問題数で比べると(※1),重層的支援体制整備事業(2021〔令和3〕年4月施行)が頻出のため,「地域福祉と包括的支援体制」が特に改正等を多く含む科目となっていますが,複数の科目でも出題されていることがわかります.また,これらの改正等を多く含む科目は,平均得点率も低くなりやすいです(※2)

(※1)令和以降(2019年以降)に施行された法改正や新法,ガイドライン等を含む問題数を集計.

(※2)メディックメディアによる「合格予報」のデータによります.

新しい改正情報は過去問で練習できないし,いろんな分野で毎年のように改正があって自力で対策するには限界があるよなぁ.国試の難易度が上がった感じがするのは,こういう出題傾向の変化が一因かも.

4)出題パターンに慣れよう!改正等を含む問題の例

改正等を含んでいる問題の出題パターンは大きく分けて2つあります.

<例①:改正等の有無に触れずに制度の内容を問うパターン>


制度の支援対象者の定義に関する問題です.似た形式の問題は出やすいです.
この問題では,改正点かどうかは問題文に示されていませんが,このうち3つの選択肢は2024年(令和6年)と2025年(令和7年)に施行されたばかりの新法や改正情報です.

改正等を勉強してると,そんなに難しくないんだけど,知らないと○✕の判断がすごく難しいよね.

<例②:改正等そのものに焦点を当てて,改正時期と改正内容を問うパターン>


『生活困窮者自立支援法』の改正時期と内容を選ぶ問題です.かつては,このような改正点だけにスポット当てるような問題はあまり出なかった印象ですが第38回国試では4問も出題されました

この問題は,2024年(令和6年)の改正で2025(令和7)年4月から施行されたかなり新しい改正情報が問われています.

とはいえ,この問題は改正時期が〇✕の判断には必要なかったから(改正年が違うから✕,という選択肢はなかった),落ち着いていたら選択肢を絞り込めたかもしれないね.

まとめ

今回のまとめ


改正等を含む問題は増加傾向で,過去問の繰り返しだけでは対策できない

特に直前の5年分くらいの法改正や新法をおさえることがポイント!

★最新の改正情報は,教科書だと載っていないこともある.毎年様々な分野で改正があるため,参考書も新しいバージョンで対策するのが必須

これからの国試でいうと,
地域医療構想(『医療法』),「医療ソーシャルワーカー業務指針」,親権養育費(『民法』),保護司年金制度の改正点は要注意だし,新法高次脳機能障害者支援法,新制度のこども誰でも通園制度もおさえたいね.RB2027』をチェックさらに施行前ではあるけれど,
成年後見制度・任意後見制度(『民法』ほか)日常生活自立支援事業(『社会福祉法』),出産に関する医療保険制度の改正なんかも控えているよ.最新の改正情報は,このサイトの「法律・統計Topics一覧」やSNSで紹介するよ.

【第38回社福国試 徹底分析】出題傾向をつかんで対策しよう!